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【ブランディングの現場より】 成功ポイント⑤強み発見のコツ
今回も、ブランディングの現場から
成功に導びくポイントを出してみました
<過去の記事>
成功ポイント① 「関わるチームが共に体感する」は コチラ
成功ポイント② 「ペルソナにあったクチコミキーワードを探す」は コチラ
成功ポイント③ 「ペルソナを設定する」は コチラ
成功ポイント④ 「プレスリリースの活用」は コチラ
【ブランディングの現場より】
成功ポイント⑤ 「強み発見のコツ」
ブランディングの現場で、とてもよく出てくるのが
「自社(自分)の強みがわからない」
という言葉があります。
広島市内の住宅地にある造園会社
「みどりのおもちゃ箱 我楽庭(がらくてい)」さん
の場合は、
・当時、他社があまり扱っていない古窯レンガを
使った庭のデザイン
・自然とマッチした自由で個性的なデザイン
でした。
レンガを焼くときに使った古い窯のレンガは
一つとして同じものがなくその素材を
生かして、ゾーニングしたり敷石にアレンジしたり
カタチの変わった石と組み合わせるため個性的。
デザインはその家に合わせて一つひとつ違っても
その特徴ある個性からこの庭って「我楽庭」の庭?
とわかるほどでした。
ショールームはいつも現在進行形で変化し
個性的な庭を、プロの意見を聞きながら
楽しみながら作れるガーデンショップということから
その強みを店舗名にも生かして
「みどりのおもちゃ箱 我楽庭(がらくてい)」としました。
では、強みを見つけるいくつかのコツを
あげてみましょう。
<強みを出すコツ>
〇まずはたくさん書き出してみる
強みの種類は多種多様。自社の良さを発見するには
まず「質」よりも「数」を優先します。
数を出した上で、その後で選べばよいのです。
10個の中から2つ選ぶよりも100個の中から
2つ選ぶほうが質が高くなります
量が質を生む ということです
〇一度に一つずつ
たくさん出す作業と出した中から選ぶ作業は別々の
作業です。アクセルとブレーキを同時にしないで
コツは「一度に一つずつ」
人間の脳は一度に一つに集中させた方が精度が
上がります。
〇「機能的価値」と「情緒的価値」の強みを
具体的に出してみる
漫然と強みを出すのが難しい方もいますので
「機能的」と「情緒的」の二つに細分化して
出してみると出しやすくなります
「機能的価値の一部」
(例)これまで公的に認めれた技術力の高さや評価(賞歴)
社歴数の長さ(歴史がある・地元密着)
事例の多さ(数による安心感、業界№1)
成果の%(が倍になった、単価があがった)
「情緒的価値の一部」
(例)デザインがシンプルで美しい ゴージャス
SDGsを意識している(これは内容によって
機能・情緒の両面を含んでいる)
〇〇というタレントが使っている(投影)
効果であることでステータスがある
親身になって聞いてくれる
〇お客様の何気ない声から拾う
自分を高く評価してくれてるペルソナ的存在の人の
会話の中から意外な発見があります。
実は自分が思う強みは強みではないケースも多いのです
私の場合、リピートして指示して頂いていた
ある社長様に「上野さんは、寄り添いながら時には
痛いこと(厳しいこと)も言ってくれる」という言葉でした。
そして、その会社の部下の方からは「上野さんと会うと
社長が元気になるんですよね」という言葉をもらい感激しました。
常に寄り添って元気になってもらう存在であろうと
気づきかされました。
〇少し先の理想とする未来をイメージして強みを設定
今はすべてできていないかもしれないが
今後目指すべき強み(頑張れば手が届きそうな先の未来)を
設定し、それに向けて会社のイメージや教育を変えて
近づかせる
〇弱みを強みに変換する
弱みを出すことで強みに変換することもできます
(例)何もない田舎 → 何もないからこそ星がきれい、
星がきれいなエリアということでイベント展開
田舎→ 昔の田舎体験ができる 農業体験 第2の故郷
<強みを発見し活かした事例>
・「おそうじ一筋50年 心と身体がにHAPPYになれる環境をつくる栄水化学」
お掃除会社からの転換 ちょっと先の理想の未来像をイメージしビジュアル化
「機能的価値」と「情緒的価値」両方を表現しています。
現在はその理想がほぼ達成している。
・中古パソコンの販売をされてるHさんの場合
これまでの経歴から強みが修理が得意であるとわかり
自己紹介の時に「修理の得意なパソコン屋さん」と必ずいうように
なり、他では聞きにくい相談が増えおのずとパソコン販売に繋がった
・鍼灸医院のAさんの場合
これまではどんな人も対応しているイメージだったが
過去の経歴から「できるだけ早く痛みを軽減する」と
いう強みを発見。ペルソナも再設定することで客単価が
1.5倍になった
私は、もともと編集ライターだったからか
その会社の成り立ちや歴史、その中から強みを発見するのが
得意で好きな時間です。実は業界にどっぷりつかっていると
顧客視点が薄れ、強みを見つけるのが難しくなるようです。
上に示した強みを見つけるコツは、まだ一部です。
今後は、この強みに特化してまとめてみたいと思っています。
灯台下暗し、強みは外に探すよりもこれまでの
積み重ねの中にあります。宝は足元にありそうですよ。
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【ブランディングの実践ポイントと質問】
成功ポイント⑤ 「強み発見のコツ」
Q:「あなたを高く支持してくれているお客様は
あなたのどこを気に入っていますか?」
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ポイント⑥は次回に続く
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