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【ブランディングの現場より】 成功ポイント① 関わるチームが共に体感する

 

今回は、ブランディングの現場から

成功に導かれるポイントをシリーズで考えてみました

 

【ブランディングの現場より】

成功ポイント① 関わるチームが共に体感する

 

先日、私にとってブランディングの原点といえる

お客様に数年ぶりに再会しました。

広島市内の住宅地にある造園会社

「みどりのおもちゃ箱 我楽庭(がらくてい)」さん。

現在、シェアオフィスをお借りしている太光寺の

駐車場の車に、見覚えのある懐かしいロゴが・・・。

お寺の造園作業をされてる社長に思いがけず

数年ぶりにお会いすることができました。

 

近況をお聞きすると

コロナ禍の中、お家でガーデニングなどをする方が増えたり

これまで手掛けたお客様からの紹介やリピートもあり

大きな影響もないとのこと。

 

私は10数年前に、この「我楽庭(がらくてい)」」さん
(住宅街につくったガーデニングのショールーム)の

オープン時にネーミング・ロゴをはじめ撮影・チラシの制作

会社案内・ホームページなど販促物の一式をし
約3年に渡ってブランディングのプロジェクトを

させて頂きました。

 

ショールームの理想として、オープンから数年は基礎となるブランドをつくり

チラシや周辺のポスティングなど発信しながら認知していただき
あとは口コミで伸ばすという明確なイメージを掲げていらっしゃいました。

 

実際に、約3年程でそのイメージに近い形でブランドの認知

下請けから直ユーザーへの転換

さらに、BtoBにおいても住宅展示場イベントでの告知やコラボ

大型案件の受注となりました。

 

そして現在は既存のお客様からの

リピートや新規紹介が繋がっていらっしゃるとのこと。

それは、とても嬉しいお話でした。

まさにブランドとして認知(知られる)

→つながると戦略に近い形となったのです。

 

この頃私自身も「ブランディング」という言葉は

使っていなかったのですが、今振り返ると

まさにブランディングの原点がここにあり

さらに今の時代でも生かせる変わらない

成功ポイントをシリーズで振り返ってみたいと思います。

 

【かかわるメンバーがそのブランドの良さを共感・体感】

 

最初にこちらの会社に出会ったのは

ある住宅展示場のイベント企画で素朴でおしゃれな

「プランターの寄せ植え」をお願いしたのが

きっかけでした。

 

住宅会社の下請けとして造園をされていましたが

お客様と顔が見え喜ばれる庭を作りたい!

ユーザーと直でつながるためのショールームを

オープンされたいというご相談でした。

 

BtoB(法人対象)ビジネスからBtoC(消費者対象)ビジネスへの挑戦。

クライアントにとってはまったく新たな

市場開拓戦略でした。

その頃、私は女性のマーケティング会社に所属

していましたので、主婦・女性の気持ちがわかるだろうという

ことからのご依頼でした。

 

オープンに向けて工事中のショールームを

尋ねた時のことを今でもしっかり

覚えています。

その頃、広島でもガーデニングに関心が高まりつつある頃で

他社は雑誌のような緑と花が整然とレイアウトされていて

とてもきれいな庭が主流でした。

 

それとは違って、目の前にあったのは

「オフィスのプレハブ以外は全部売り物」

植えてる庭木も気に入ったものを提供

一見見るとガラクタ(?)のような古道具も

ガーデニングの素材として使っていたり

面白い形の石や味のある窯焼きのレンガや素材を使って

面白くレイアウト。

敷石やレンガもまっすぐ敷いたり円形にアレンジしたり・・・。

次の週にはまた違ったレンガや石で庭を演出したり

一見すると無造作ですが、実は自然を意識したデザインだったり

常に変化し完成しない(いつもING;現在進行形)

ワクワクするショールームだったのです!

 

オフィス(その頃はプレハブ)以外は

売ります!と書かれていて、気に入ったものは

販売できるシステムも目を引きました。

 

私は思わず「わー、おもちゃ箱みたい!!」と

とてもワクワクし、すぐさま、オフィスに

戻ると「いつも現在進行毛で変化してて

プレハブ以外の植木やレンガとか全部が

売り物んんだよ。めちゃくちゃ楽しかった」と

自らクチコミしていました。

 

まず最初にしたことは、デザイナーと一緒にその場を共有し

私が感じたワクワク感を体験してもらったのです。

ショールームは、わざと迷路のようになっていて

行く先に何があるのだろうと次の場面を見たくなり

小さな驚きの連続。

庭って、こんな風に作ると楽しいんだと感じると同時に

これが自分の家の庭だったらどんな風に過ごせるんだろうという

想像(妄想)が掻き立てられました。

※まさにこれが女性視点。女性は見たものを

 自分事としてイメージしがちです

 

そして、この楽しさをコピーライターと相談し

ブランドネームをいくつか提案し

「我楽庭(がらくてい)」で満場一致。

自分の庭を楽しんで欲しい、ガラクタに見える

ものも庭づくりに生かすとこんなに楽しい。

そして、私が最初に感じた緑のおもちゃ箱という

キャッチも加えました。

 

そして、デザイナーには

「あまりカッコよく綺麗にしないで欲しい」と

リクエストしたのです。

 

いつも完成形でない何が出てくるか

わからない庭なので、あえて

洗練したものにしない方が、クライアントの

雰囲気やショールームの良さを引き出せると

確信しました。

 

その結果、自然を感じるグリーン・茶・エンジ色で

お洒落過ぎない(笑)素朴だけど

覚えやすいロゴができあがりました

 

クライアントの考えがとても明確だったことも

ありますが、発信するチームがどれだけ

自分自身も楽しめクライアントと共感・体感し

一つになれるかは、ブランドの成功には

欠かせないポイントではないでしょうか?

 

ブランドの外部発信は内部浸透から・・・。
これをインターナルブランディングといいます。

少ない労働力でいかに成果を上げるか

チームが一つとなることは、これからの

ブランディングで重要視されています。

 

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【ブランディングの実践ポイントと質問】

 

かかわるメンバーが、そのブランドの良さを共感・体感すること

 

 Q:「チームのメンバーが共に体感できるために何をしますか?」

 

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次回 

成功ポイント② ペルソナにあったクチコミキーワードを探す は コチラ

 

 

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