「顧客視点」とは、商品・サービスなどを
「顧客の視点」によって評価すること。
「お客様の声」は、企業の特定の商品・サービスについて
顧客の評価を言語化したものですが
「顧客視点」は、顧客の言語化できにくいものですので
その二つは異なります。
【ブランディングの実践】
売れる商品・サービスを作るには
「顧客視点」が重要といわれます。
それでは、どのようにして顧客視点を
さぐればよいでしょうか?
例えば、商品サンプルを見せて
アンケートをとったりグループインタビューで
お聴きする場合、聴き方によってその答えは
大きく異なります。
Q:どのデザインが人気だと思いますか?
Q:どのデザインがお洒落だと思いますか?
⇒(一般的視点)
それに対して
Q:もし、この中から一つ差し上げるとすると
あなたはどれを選びますか?
Q:もしあなたが購入するとしたら
どれを選びますか?
⇒(自分視点に近くなる)
その上で
Q:なぜそれを選びますか?
⇒(顧客として欲しい・購入する理由)
単に「お客様の声」を聴くだけでなく
表に出にくい「不安・不満・不足など不のつくもの」や
今は、存在しないがあると嬉しい潜在的ニーズを
くみ取る上で、どれだけ顧客に近づけるか・・を
考えたいですね。
■ブランディングに関するセミナーは コチラ
※以下のセミナー&講座を随時更新しています
・まずはブランディングについて知りたい!=「入門セミナー」
・2日間で基礎知識と構築ステップの型が学べる=「ベーシックコース」
※入門セミナーを受講しなくても受講可
・ベーシックコースで学んだ型の実践が身につく=「アドバンスコース」
・個人や起業家、士業の方にぴったり=「パーソナルブランディング講座」
ここでは、ブランドを考えるにあたって
気になる言葉をご紹介します。
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不易流行 (ふえきりゅうこう)
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「不易」とは、いつまでも変わらないもの。
「流行」とは、変化してゆくもの。
芭蕉が説いたといわれる「不易流行」は
常に新しいものを求めて変化する流行が俳諧の本質であり
「流行性」こそが、俳諧における「不易の価値」であると
考えられています。
「不易流行」は経営やビジネスでもよく使われています。
「不易」変わらないものと
「流行」変化するもの は相対している言葉ですが
実は、どちらも大切な考え方です。
経営理念が「不易」ならば
マーケティングは「流行」
企業の根本的な想いは大切にしながらも
時流や今回のコロナ禍のような外部環境に
合わせて、しなやかに変化することで
企業は困難を乗り越えながら
継続して行きます。
ブランディング=永続経営
そのためには、何を変えず
何を変えないかを見極める目を
養わないといけないですね。
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(入門・ベーシック・アドバンス・パーソナルブランディング)

【ケーススタディ】
【2年で顧客単価が1.5倍以上に変化した理由】
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マッサージや身体を整える鍼灸医院 Aさんのケーススタディ
●お悩み・課題
・体の痛みやコリをとるマッサージなど
その方の体のケアを行っていますが
オープン当初に設定した価格体系があり
全体の売上・顧客単価のアップができていない
という課題がありました
●ご提案メニュー:パーソナルセッション(個別コンサルティング)
6回コースを実施
「ブランディングの基礎知識」をお伝えし「ブランディング構築
8つのステップ」に合わせて、自社の魅力(強み)を深堀したり
理想のお客様像(ペルソナ)を設定し、今後の方向性を明確に
した上で今後の販売促進や表現方法を改善しました
※ヒアリング後、ブランディングの目的を明確にした上で
基本にそって言語化したり、個別のセッションを加えたり
します
■Aさんの場合:3つのポイント
1)目的を整理し、ビジョンを描く
私が最も大切にしていることですですが、まずは
「何のために働くのか?」ということと
「理想のビジョン」を描いていただきます
人によって幸せの物差しは異なりますので
その基準を整理します
2)強みの振り返り
Aさんの場合は、過去の実績と経験から五十肩などの痛みを
早く軽減できることが強みということがわかりました
さらに、その方にあった施術を提案できるのも
安心感を与えていました
3)理想のお客様を設定
保険適用・ネットからのお客様・来院理由が
さまざまでしたが、どんなお客様に指示されたいか
どんなお客様のお悩みを解決できるかという
(ペルソナの設定)を明確にした上で名刺やサイトの
表現を変えました
上記の内容を整理した上で、コミュニケーションツール
なども変更され、その結果、お客様層も変化し
2年間で1・5倍以上の客単価へとアップしました。
ブランドは付加価値を加えることを注力しがちですが
実はこのケーススタディで重要なことは
やらないことを決める
(決めて断つ=「決断すること」でした
保険適用の施術の場合、価格で選ばれがち
その結果、本来の理想のお客様に対応できる時間が
少なくなっていました
そこで、理想のお客様に対応できる時間を
確保したことが大きな転換となったのです
Aさんの場合、まだ発信もしていないのに
ペルソナを設定した途端、そういった
お客様の予約が増えたそうです
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女性視点ブランディング「実践のためのしつもん」
未来に向けて、しなくてよいこと
あるいはやめた方がよいことは
どんなことですか?
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★実践での生かし方
・ムリ、ムダ、ムラを見直す
・やらなくても影響が出ないものは辞めることも
検討する
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【魅力ぶらんど・サービスメニュー】
★パーソナルセッション
(個人の個別コンサルティングを希望される方はコチラ)
https://longlife-brand.com/action/#personal
★ブランディングを学ぶ
(ブランディングを学び取り入れたい方はコチラ)
https://longlife-brand.com/school/
オンライン(zoom)を使った
「ブランディング入門セミナー」(2時間30分コース)を開始。
2日間の「ベーシックコース」(2級資格認定)は、現在は対面コースで開催中ですが
今年秋頃から、3回コースの「ベーシックコース・オンラインコース」も実施予定です。
※企業内研修・グループの集合研修としても可能
企業・個人の方のパーソナルセッション(コンサルティング)も
オンラインのみ、オンライン&対面組合せなど実施しています。
ご興味ある方は、お問合せフォームからご連絡ください。
このたび、「コニカミノルタが提供する販促情報マガジン」
【ホンキにさせる販促術】(コニカミノルタジャパン様のお取引様向け冊子)に
「女性視点のブランディング術」というテーマで紹介いただきました。

大きくわけて掲載内容は以下の4つです。
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①今、なぜ女性視点が必要か?
②男性と女性の考え方の違いと販促
③ブランディングの取り入れ方
④具体的な事例
⑤自社ですぐできる「女性視点」の取り入れ方
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ここでは、
① 今、なぜ女性視点が必要か のポイントをご紹介しましょう。
<理由1>
女性の方が男性より消費にお金を費やしている
総務省統計局調べ(平成26年度全国消費実態調査)によると
単身世帯のうち、勤労者の消費支出では
男性:181,492円(実収入:332,851円)に対して、
女性:185,552円(実収入:250527円)
女性は消費意欲が高い。
<理由2>
女性の購買決定権が高い
内閣府の「男女の消費・貯蓄等の生活意識に関する調査」
(平成22年)によると、家庭内の購買に関する決定は
女性が持っている割合が高い。
(例)男性が使う消費財(下着など)や、子ども向けの商品も
女性が選ぶことが多い
<理由3>
女性の社会進出の増加によるニーズの変化
総務省統計局「労働力調査」(平成29年)の男女雇用者数の
推移(平成14年~28年)では女性の労働力は
平成14年が、2172万人だったのに対して
平成28年は、2531万人になり約350万人増加している。
(男性はほぼ横ばい)
女性の社会進出に伴い、新たなニーズも考えられる。
(例)ハウスクリーニング・家事代行・宅配
<理由4>
顧客の多様化による変化に対応
ニーズの変化が多様で早くなっている。女性は変化に
柔軟なため時代をキャッチしている。
(例)価値観の変化、インバウンドなど
さて、今なぜ「女性視点」が必要か?がおわかり
いただきましたでしょうか?
「女性視点」を取り入れるということは、時代の変化を
とりいれることにも通じます。
皆様の商品やサービスでは、いかがでしょうか?
次回は、
② 男性と女性の考え方の違い をご紹介予定です。
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「魅力ぶらんど」では、
「女性視点」「ブランディング」「しつもん」等に関しての
セミナー・研修・講演や、プロジェクト(クライアントと
一緒に創るワークショップ」等を行っています。
〇弊社主催のセミナー 〇お問合せ
〇魅力ブランドになるための「自己チェック表」(無料)は
弊社・ホームページ をご覧ください。